ヘモグロビンA1c (HbA1c)は生体のタンパク質とグルコースが反応して生成し、糖尿病の血糖コントロールマーカーとして世界中で測定されています。
これがさらに反応すると終末糖化産物(AGEs)が生成し、糖尿病合併症のみならず、加齢関連疾患の発症に関与することが報告されています。しかしAGEs構造は複数存在し、生体から検出するのが困難でした。
私共はAGEsの構造を同定し、如何なる病態でどのようなAGEsが生成するかを調べてきました。これら研究成果を論文に留めず、診断や創薬などで世の中で活用することを目指しています。